“白痘痕”の読み方と例文
読み方割合
しろあばた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
く見ると老婆の右側に並んでいるのも、耳輪をした壮い支那の婦人であった。壮い婦人の右側には白痘痕しろあばたのある労働者のような支那人が立っていた。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
何でもおれが船へ乗り込む二三日前だった、おめえのところへ暇乞いとまごいに行ったら、お前のちゃんが恐ろしく景気つけてくれて、そら、白痘痕しろあばたのある何とかいう清元の師匠が来るやら
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)