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痕迹
ふりがな文庫
“痕迹”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こんせき
86.7%
あとかた
13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんせき
(逆引き)
しかもその修養のうちには、自制とか
克己
(
こっき
)
とかいういわゆる漢学者から受け
襲
(
つ
)
いで、
強
(
し
)
いて
己
(
おのれ
)
を
矯
(
た
)
めた
痕迹
(
こんせき
)
がないと云う事を発見した。
長谷川君と余
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その詩人が、五日ばかりで帰ってしまうと、その時
齎
(
もたら
)
して来た
結婚談
(
けっこんばなし
)
が、笹村の胸に薄い
痕迹
(
こんせき
)
を留めたきりで、下宿はまた
旧
(
もと
)
の寂しさに
復
(
かえ
)
った。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
痕迹(こんせき)の例文をもっと
(26作品)
見る
あとかた
(逆引き)
こう云う記憶の、しだいに沈んで
痕迹
(
あとかた
)
もなくなるまで、御互の顔を見ずに過すほど、宗助と安井とは疎遠ではなかった。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
忽
(
たちま
)
ちその「ましん」も生徒も
烟
(
けぶり
)
の如く
痕迹
(
あとかた
)
もなく消え
失
(
う
)
せて、ふとまた木目が眼に入った。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
痕迹(あとかた)の例文をもっと
(4作品)
見る
痕
常用漢字
中学
部首:⽧
11画
迹
漢検1級
部首:⾡
10画
“痕”で始まる語句
痕
痕跡
痕形
痕々
“痕迹”のふりがなが多い著者
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
夏目漱石
徳田秋声
二葉亭四迷
正岡子規
大隈重信
柳田国男
島崎藤村