“御使”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みつか33.3%
みつかい33.3%
おつかい11.1%
おんつかい11.1%
おんつか7.4%
おつかひ3.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“御使”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > 戯曲25.0%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 戯曲25.0%
文学 > ドイツ文学 > 小説 物語2.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
蔵人くろうど左衛門尉さえもんのじょう御使みつかいにして、木の枝に付けた雉子きじを一羽源氏へ下された。
源氏物語:29 行幸 (新字新仮名) / 紫式部(著)
自身の継子の式部丞しきぶのじょう蔵人くろうどを兼ねている男が御所の御使みつかいになって来た。
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「……いかがなされまするな。御使みつかいひつ大外記だいげきは、否やのお返辞を持ち帰りたいよしで、お待ちしておりまするが」
「なんの、さような辞をたずさえて、むなしゅう笠置へ帰れようか。花や歌の御使みつかいではなし」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遊んでいるのでございましょう。それともあっちこっち山の中を何かの御使おつかいに歩いているのかも知れません。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「いや、御使おつかいをありがとう。わしも、だいぶ御無沙汰ごぶさたをしたから、今日ぐらい来て見ようかと思っとったところじゃ」と云う。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
かつ重要の御使おんつかいを承わってこれを果さずにかえっては面目めんぼくが立たない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
いと浅からぬ御恵みめぐみもて、婢女の罪と苦痛を除き、このにおよび、慈悲の御使おんつかいとして、わらべつかわし玉いし事と深く信じて疑わず
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
わが邦にては旧きよしみある人をとて、御使おんつかいえらばるるようなるためしなく、かかる任に当るには、別に履歴のうてはかなわぬことを、知ろしめさぬなるべし。
文づかい (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「臣はかりそめにも蜀帝国の御使おんつかいであり、また蜀中より選ばれたる第一の使臣たり儒者たるもの。迎うるに、剣槍の荊路けいろを以てし、きょうするに、大釜の煮え油を以てするとは、何事であるか。呉王を初め建業城中の臣下には、よくこの一人の使いを容れる器量をお持ちなきか。まことに、案外なことであった……」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや、御使おつかひで」と平岡が云つた。矢張り洋服をて、される様に扇を使つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かれ何気なにげなく懐中物くわいちうものむねところけて、なかにある紙幣を、勘定もせずにつかんで、これげるから御使おつかひなさいと無雑作に三千代のまへした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)