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御使
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みつか
ふりがな文庫
“
御使
(
みつか
)” の例文
されば。どうしても、この俊基ならでは、ほかに堂上人では、
御使
(
みつか
)
いに立つべき、ふさわしい人もないとの集議で、ぜひなく、また隠れ
蓑
(
みの
)
を
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宮中からも法皇の御所からもしばしばお見舞いの
御使
(
みつか
)
いが来て、衛門督の病状を御心痛あそばされているのを見ても、両親は悲しくばかり思われた。
源氏物語:35 若菜(下)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
御使
(
みつか
)
ひ
姫
(
ひめ
)
は
汝
(
な
)
こそあれ、われは
國造
(
くにつこ
)
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
また年若な五位などで、この夫人にはだれとも顔のわからぬお供も多かった。自身の継子の
式部丞
(
しきぶのじょう
)
で
蔵人
(
くろうど
)
を兼ねている男が御所の
御使
(
みつか
)
いになって来た。
源氏物語:52 東屋
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
何はともかく、
御使
(
みつか
)
いに答えておき、彼はさっそく薬師院の
寛宝
(
かんぽう
)
、正法院の
実佑
(
じつゆう
)
のふたりへ計って、寺内の僧兵二百ほどを引きつれ、お迎えに駈け向った。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
源氏にも
供奉
(
ぐぶ
)
することを前に仰せられたのであるが、謹慎日であることによって御辞退をしたのである。
蔵人
(
くろうど
)
の
左衛門尉
(
さえもんのじょう
)
を
御使
(
みつか
)
いにして、木の枝に付けた
雉子
(
きじ
)
を一羽源氏へ下された。
源氏物語:29 行幸
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
「いえ、楠木はさような者ともみえませぬ。思うに、何か仔細があって、
御旗
(
みはた
)
の下に、参じかねているのでしょう。——
御使
(
みつか
)
いをつかわし給わば、かならず
罷
(
まか
)
るものと存じられます」
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宮中からはたびたび
御使
(
みつか
)
いがあったそうだ。今日もお手紙をいただいたとかいうことです。法皇の特別なお頼みを受けておられるので、お
上
(
かみ
)
もそんなにまで御関心をお持ちになるのですね。
源氏物語:35 若菜(下)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
「では、先々とも、お心つけて、首尾よう
御使
(
みつか
)
いをお遂げなされませ」
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
死期を予感しているように賢がって聞こえぬかと恥ずかしく思われもしたし、御所からの御催促の
御使
(
みつか
)
いのひっきりなしに来ることに御遠慮がされもして、おとどめすることも申さないでいるうちに
源氏物語:41 御法
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
杯が二回ほどめぐった時に、
冷泉
(
れいぜい
)
院から
御使
(
みつか
)
いが来た。
源氏物語:38 鈴虫
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
使
常用漢字
小3
部首:⼈
8画
“御使”で始まる語句
御使者
御使番
御使嗾
御使僧
御使女
御使姫