“寛宝”の読み方と例文
読み方割合
かんぽう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何はともかく、御使みつかいに答えておき、彼はさっそく薬師院の寛宝かんぽう、正法院の実佑じつゆうのふたりへ計って、寺内の僧兵二百ほどを引きつれ、お迎えに駈け向った。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寛宝かんぽう三年の四月十一日、まだ東京を江戸と申しました頃、湯島天神ゆしまてんじんやしろにて聖徳太子しょうとくたいし御祭礼ごさいれいを致しまして、その時大層参詣さんけいの人が出て群集雑沓ぐんじゅざっとうきわめました。