“寛闊”の読み方と例文
読み方割合
かんかつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもこんな戦争の最中にエリザベス朝の生活がそのまま寛闊かんかつに繰りひろげられていようとはさすがのわたしも想像さえもしませんでした。
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
至ってお気持の寛闊かんかつなお方なのだから、もう一歩毛利方において譲歩を示すならば、きっと和談のととのわぬはずはない。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ある者は軽蔑をたたえているかのように、またある者は好奇の心を一杯に現して、しかも寛闊かんかつな外衣の下から盛り上っている隆々たる筋肉の見事さ
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)