御使おんつか)” の例文
わが邦にては旧きよしみある人をとて、御使おんつかいえらばるるようなるためしなく、かかる任に当るには、別に履歴のうてはかなわぬことを、知ろしめさぬなるべし。
文づかい (新字新仮名) / 森鴎外(著)
臣はかりそめにも蜀帝国の御使おんつかいであり、また蜀中より選ばれたる第一の使臣たり儒者たるもの。迎うるに、剣槍の荊路けいろを以てし、きょうするに、大釜の煮え油を以てするとは、何事であるか。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)