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蠑螈
ふりがな文庫
“蠑螈”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いもり
70.0%
ゐもり
30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いもり
(逆引き)
李徳裕その世を惑わすを恐れ、かつて捕えてこれを
脯
(
ほ
)
す、竜またついに神たる能わざるなり〉、これは美麗な大
蠑螈
(
いもり
)
を竜と崇めたのだ。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
小川屋のかたわらの
川縁
(
かわべり
)
の繁みからは、
雨滴
(
あまだ
)
れがはらはらと傘の上に乱れ落ちた。
錆
(
さ
)
びた黒い水には
蠑螈
(
いもり
)
が赤い腹を見せている。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
蠑螈(いもり)の例文をもっと
(14作品)
見る
ゐもり
(逆引き)
腹の赤い
蠑螈
(
ゐもり
)
が蛙とともに棲むが、蛙はよく蛇の餌食になつて、呆れ顏をした蠑螈に、半ば蛇の口へ入つた淺間しい姿が、見送られてゐた。
ごりがん
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
前日
(
ぜんじつ
)
、
子
(
ね
)
の
口
(
くち
)
の
朝
(
あさ
)
の
汀
(
みぎは
)
に
打
(
う
)
ち
群
(
む
)
るゝ
飴色
(
あめいろ
)
の
小蝦
(
こえび
)
の
下
(
した
)
を、ちよろ/\と
走
(
はし
)
つた——
真黒
(
まつくろ
)
な
蠑螈
(
ゐもり
)
に
似
(
に
)
て
双
(
ふたつ
)
ながら、こゝに
其
(
そ
)
の
丈
(
たけ
)
十
丈
(
ぢやう
)
に
余
(
あま
)
んぬる。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
蠑螈(ゐもり)の例文をもっと
(6作品)
見る
蠑
漢検1級
部首:⾍
20画
螈
漢検1級
部首:⾍
16画
“蠑”で始まる語句
蠑螺
蠑螺堂
“蠑螈”のふりがなが多い著者
上司小剣
徳冨蘆花
江見水蔭
中里介山
南方熊楠
泉鏡太郎
高浜虚子
薄田泣菫
久生十蘭
小酒井不木