“只中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただなか82.4%
たゞなか17.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曲角の青大将と、このなる菜の花の中の赤楝蛇と、向うの馬のとへ線を引くと、細長い三角形の只中へ、封じ籠められた形になる。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あるいは大海原の只中、あるいは無人の原野の中へ一人でりっぱなしにして置きましても、心配というものは更にございません。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼處に、に、只中なる一點のモーターは、に、たゞ青瑪瑙べる風情がある。また、の、さながら白銀けるがえたるも道理よ。
十和田の夏霧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ゆる高山も。らばなどかへざらむ。をひたせる海原も。らばるべし。蜻蛉洲さす。へば只中に。べるにさもたり——。