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只中
ふりがな文庫
“只中”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ただなか
84.2%
たゞなか
15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただなか
(逆引き)
いまは、どちらへ向いても、
島影
(
しまかげ
)
も見えない大海のまっ
只中
(
ただなか
)
にいるわけだが、こんなところで投げだされたら、助かる見込みはない。
呂宋の壺
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
曲角
(
まがりかど
)
の青大将と、この
傍
(
かたわら
)
なる菜の花の中の
赤楝蛇
(
やまかがし
)
と、向うの馬の
面
(
つら
)
とへ線を引くと、細長い三角形の
只中
(
ただなか
)
へ、封じ籠められた形になる。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
只中(ただなか)の例文をもっと
(16作品)
見る
たゞなか
(逆引き)
彼處
(
かしこ
)
に、
遙
(
はるか
)
に、
湖
(
みづうみ
)
の
只中
(
たゞなか
)
なる
一點
(
いつてん
)
のモーターは、
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
に、たゞ
青瑪瑙
(
あをめなう
)
の
瓜
(
うり
)
の
泛
(
うか
)
べる
風情
(
ふぜい
)
がある。また、
行
(
ゆ
)
く
船
(
ふね
)
の、さながら
白銀
(
しろがね
)
の
猪
(
しゝ
)
の
驅
(
か
)
けるが
如
(
ごと
)
く
見
(
み
)
えたるも
道理
(
ことわり
)
よ。
十和田の夏霧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
雲
(
くも
)
に
聳
(
そび
)
ゆる
高山
(
たかやま
)
も。
登
(
のぼ
)
らばなどか
越
(
こ
)
へざらむ。
空
(
そら
)
をひたせる
海原
(
うなばら
)
も。
渡
(
わた
)
らば
終
(
つひ
)
に
渡
(
わた
)
るべし。
我
(
わが
)
蜻蛉洲
(
あきつしま
)
は
茜
(
あかね
)
さす。
東
(
ひがし
)
の
海
(
うみ
)
の
離
(
はな
)
れ
島
(
じま
)
。
例
(
たと
)
へば
海
(
うみ
)
の
只中
(
たゞなか
)
に。
浮
(
うか
)
べる
船
(
ふね
)
にさも
似
(
に
)
たり——。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
只中(たゞなか)の例文をもっと
(3作品)
見る
只
漢検準1級
部首:⼝
5画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“只”で始まる語句
只
只今
只管
只事
只者
只々
只一人
只一
只更
只走
検索の候補
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