“両隣”のいろいろな読み方と例文
旧字:兩隣
読み方割合
りょうどな50.0%
りやうどな16.7%
りやうどなり16.7%
りょうとなり16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あわれにも彼のテント店は雨にたたかれてきたない色と化し、みすぼらしさを加えた、そればかりか両隣りょうどなりもお向いも、みんな本建築になってしまったので
一坪館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
むか三軒さんげん両隣りやうどなりのおてふ丹次郎たんじらうそめ久松ひさまつよりやけにひねつた「ダンス」の Missミツス B.ビー A.エー Bae.べー 瓦斯ぐわす糸織いとおり綺羅きら
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
加州かしう金沢市古寺町ふるでらまち両隣りやうどなり一宇いちう大廈たいかは、松山なにがしが、英、漢、数学の塾舎となれり。もと旗野はたのへりし千石取せんごくどりやかたにして、邸内に三件の不思議あり、血天井ちてんじよう不開室あかずのま、庭の竹藪これなり。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
武士は中へ入って手続てつづきをふみ、己の住居することになっている長屋へ入った。長屋の両隣りょうとなりには心安い人がいたが、もうけているのでそのはそのまま寝ることにして寝た。
山寺の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)