“ごびう”の漢字の書き方と例文
語句割合
誤謬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男女とも尻つ尾さへぶら下げてゐなければ、一人前の人間だと考へるのは三千年来の誤謬ごびうである。
大久保湖州 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
愈々いよ/\現在立国の基本社会組織の根底に疑ふべからざるの誤謬ごびうあることを正確に証明せり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
夫子ふうしあながちにしかき道義的誤謬ごびうの見解を下したるは、大早計にも婦人を以て直ちに内政に参し家計を調ずる細君と臆断おくだんしたるに因るなり。婦人と細君と同じからむや、けだし其あひだに大差あらむ。
醜婦を呵す (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)