“うてき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雨滴85.7%
右敵14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼっちゃんは、あか帽子ぼうしをかぶって、女中じょちゅうにおぶわれて、雪晴ゆきばれのした、日当ひあたりにて、雨滴うてきのぴかぴかひかり、ちるのをおもしろがって、きゃっきゃっとわらいながらていました。
奥さまと女乞食 (新字新仮名) / 小川未明(著)
大食の習慣しふかん今日にいたりても未だ全くきうふくせざるなり、食事おはればれいにより鹽原巡査の落語らくごあり、衆拍手して之をく、為めにらうなぐさめて横臥わうぐわすれば一天すみの如く、雨滴うてき点々てん/\木葉を乱打らんだし来る
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
右敵うてき、左敵、前敵、これ以上に敵はない。対手あいての数はあってもただ一人へこれ以上の剣が一度にかかれる理由がない。さすれば三十人も三人の敵と同じ、四十人も同じこと。要はしんしんかた一つ。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)