“あまだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雨垂55.6%
雨滴33.3%
天田5.6%
天飛5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう一おせんはおくむかって、由斎ゆうさいんでた。が、きこえるものは、わずかにといつたわってちる、雨垂あまだれのおとばかりであった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
お庄は自分の部屋の縁側から、ばしばし雨滴あまだれのおちる廂際ひさしぎわ沿いて、庭の木戸から門までそれを持ち出さなければならなかった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
ヰロリをカナゴと謂う例は丹波たんば天田あまだ何鹿いかるが辺に一つあり、クヌギすなわち薪材をカナギという例は三河にも越前にもあって、カナドもまた一つの炉を意味する名詞だったらしい。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)