トップ
>
熱気
>
ねっき
ふりがな文庫
“
熱気
(
ねっき
)” の例文
旧字:
熱氣
熱気
(
ねっき
)
に
蒸
(
む
)
された真赤な
裸身
(
らしん
)
に疲労も
識
(
し
)
らず、エンジンに全速力をあげさせ、
鱶
(
ふか
)
のように
敏捷
(
びんしょう
)
な運動を
操
(
あやつ
)
りながら、五度六度と、敵の艦底を潜航し
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
火はわらの
穂
(
ほ
)
を
食
(
た
)
べてゆくようにうつる。むーッとこもる
熱気
(
ねっき
)
は
刻一刻
(
こくいっこく
)
にたかまる。そして、むせるそばから煙は
目
(
め
)
や
鼻
(
はな
)
にしみて
防
(
ふせ
)
ぎようもない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
海の
南風
(
みなみかぜ
)
をうけている浜松の夏は、日盛りでもどこか磯風の通う涼しさがありましたが、夜は海の吐き出す
熱気
(
ねっき
)
のために、却って
蒸
(
むし
)
暑い時もあるのでした。
虫干し
(新字新仮名)
/
鷹野つぎ
(著)
「まあ待てよ、きみはいま
昂奮
(
こうふん
)
してるから、とにかく森のほうへでも行って
熱気
(
ねっき
)
をさましてきたまえ、富士男君もそれまであまり
追究
(
ついきゅう
)
せずにいてくれたまえ」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
ひどい
熱
(
ねつ
)
が出て、はげしい寒けを感じた。わたしの
胸
(
むね
)
の中は、小さなジョリクールがあの
晩
(
ばん
)
木の上で
過
(
す
)
ごしたとき受けたと同様、
焼
(
や
)
きつくやうな
熱気
(
ねっき
)
を感じた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
▼ もっと見る
その前に
昨日
(
きのう
)
の花環が少し
凋
(
しぼ
)
みかけて、台の上に静かに横たわっていた。それが
昨夜
(
ゆうべ
)
宵子の肉を焼いた
熱気
(
ねっき
)
の
記念
(
かたみ
)
のように思われるので、千代子は急に息苦しくなった。
御坊
(
おんぼう
)
が三人出て来た。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“熱気”の意味
《名詞》
熱気(ねっき)
高温の気体。
暑さ。暑気。
奮い立った意気込み。興奮して高まった気配。
病気による発熱。ねつけ。
(出典:Wiktionary)
熱
常用漢字
小4
部首:⽕
15画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“熱”で始まる語句
熱
熱心
熱海
熱燗
熱湯
熱田
熱情
熱鬧
熱病
熱火