“追究”の読み方と例文
読み方割合
ついきゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、熊岡警官はそれ以上追究ついきゅうしたり、また今とりつつある上官じょうかんの処置に異議いぎはさもうという風でもなく、事実その問答はそこで終ったのであった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「まあ待てよ、きみはいま昂奮こうふんしてるから、とにかく森のほうへでも行って熱気ねっきをさましてきたまえ、富士男君もそれまであまり追究ついきゅうせずにいてくれたまえ」
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
彼の返事は少し曖昧あいまいであった。津田がそれを追究ついきゅうもしないで、さっさと行き出した時、彼はまた云い直した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)