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喰詰
ふりがな文庫
“喰詰”の読み方と例文
読み方
割合
くいつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くいつ
(逆引き)
宿屋の親父は
五平
(
ごへい
)
と云って、年五十九で、江戸を
喰詰
(
くいつ
)
め、甲州あたりへ行って
放蕩
(
ばか
)
をやった人間でございます。
忰
(
せがれ
)
は此の地で
生立
(
おいたっ
)
た者ゆえ質朴なところがあります。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
しかもそうした
堅気
(
かたぎ
)
の士族出が、社会の最暗黒面である
廓
(
さと
)
近くに住居して、場末の下層級の者や、流れ寄った諸国の
喰詰
(
くいつ
)
めものや、そうでなくても
闇
(
やみ
)
の女の
生血
(
いきち
)
から絞りとる
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
そこで彼はぐっと
癪
(
しゃく
)
に
障
(
さわ
)
り、
斯
(
こ
)
う見えても憚りながら文字の社会では
些
(
ちっと
)
は名を知られた男だ、其様な
喰詰
(
くいつ
)
め者と同じには見て貰うまい、と腹の中では
大
(
おおい
)
に
啖呵
(
たんか
)
を切ったが、虫を殺して彼は
俯
(
うつむ
)
いて居た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
喰詰(くいつ)の例文をもっと
(5作品)
見る
喰
漢検準1級
部首:⼝
12画
詰
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“喰詰”で始まる語句
喰詰者
検索の候補
喰詰者
“喰詰”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
三遊亭円朝
長谷川時雨