“喰違”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くいちが50.0%
くいちがい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乃至ないし神様のことばなどを十分知り抜いてしかもそれを超越した処に、どうしても双方の気分が喰違くいちがって面白くないという場合もあるのですから
離婚について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
はるかな能登のと半島の森林が、喰違くいちがった大気の変形レンズを通して、すぐ目の前の大空に、焦点のよく合わぬ顕微鏡けんびきょうの下の黒い虫みたいに、曖昧あいまいに、しかも馬鹿馬鹿しく拡大されて
押絵と旅する男 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その日になって、赤坂喰違くいちがいの紀州家の邸では、数寄屋の床の飾りつけから道具万端ちゃんと用意が出来ているはずだった。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
筋違すじかい」「講武所こうぶしょ」。現万世橋が「眼鏡橋」。「御隠殿ごいんでん」「喰違くいちがい」「鉄砲洲」「お玉ヶ池」「新堀端」「大根河岸」「竹河岸」「白魚河岸」「へっつい河岸」。
昔の言葉と悪口 (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)