“付着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くっつ33.3%
ふちやく33.3%
16.7%
ふちゃく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あとで井戸の周囲まわりを見ると、土に血の跡が滲み込んで、洗場の石の角々にも流れ残った血糊が赤黒く付着くっついている。
是等これらは肉の大部分をりたる後、尚ほのこりて付着ふちやくし居る部分をば骨と共に前述の土器に入れて煮たる事を示すものの如し。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
そこに、たとえばくびれたような赤い痕が残っていて、なおよくみると、塵のような麻屑が生毛うぶげみたいに付着いている。藤吉は顔を上げた。その口は固く結ばれていた。その眼は異様に輝いていた。
されば本当の果実とはどこをいっているかというと、それはその放大せる花托面かたくめん散布さんぷして付着ふちゃくしている細小な粒状つぶじょうそのもの(図の右の方に描いてあるもの)である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)