“付合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきあ35.7%
つきあい35.7%
つけあい14.3%
つけあわ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いきなりあさがみしものねずみでは、いくら盲人まうじんでも付合つきあふまい。そこで、ころんでて、まづみゝづくの目金めがねをさしむけると、のつけから、ものにしない。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こんなお付合つきあいを長くさせられては大変だと思った彼は、機を見て好い加減に席を切り上げようとした。すると小林が突然彼の方を向いた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この人の世話で、美濃派の俳席らしい支考しこうの『三頫さんちょうの図』なぞの壁にかけられたところで、やがて連中の付合つけあいがあった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
若「へ……おとぼけでは困りますな、大概遊女屋の台の物はきまって居りますが、小さい鯛が片へらなどで、付合つけあわせの方が沢山でございます」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)