“付合（つけあわ）” の例文

若「へ……おとぼけでは困りますな、大概遊女屋の台の物は極（きま）って居りますが、小さい鯛が片へらなどで、付合（つけあわ）せの方が沢山でございます」

敵討札所の霊験 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

婢「これは私は最う何より旨いと思って居りますよ、それとね姐（ねえ）さんお座敷の時のねえ、あれは何でしたっけね、あの斯うしてそら斯うして丸くって、それ付合（つけあわ）せのお肴でございますよ」

松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

“付合”の意味

《名詞》

（ふごう）付け合わせること。

（ふごう）（context、legal）所有者の異なる二つ以上の物が結合し、分離が経済上著しく不利益である場合に一つの物として扱うこと。

「つけあい」参照。
(出典:Wiktionary)

“付合”の解説

付合（附合、ふごう）とは、添付の一類型で、2個以上の物が結合すること。不動産の付合と動産の付合とがある。付合により生じた物を付合物あるいは合成物という。付合について日本の民法は242条以下に規定をおいている。通常、別個の物が結合する場合には契約関係に基づいて所有権の帰属関係が処理されるので、付合の規定が問題となる場面は少ない。
なお、平成16年民法改正による現代語化により「附合」から「付合」に表記が改められている（第243条の「毀損」の文言も「損傷」に改められている）。

民法について以下では、条数のみ記載する。
(出典:Wikipedia)

付	常用漢字 小４ 部首:⼈ 5画
合	常用漢字 小２ 部首:⼝ 6画