付合つけあい)” の例文
この人の世話で、美濃派の俳席らしい支考しこうの『三頫さんちょうの図』なぞの壁にかけられたところで、やがて連中の付合つけあいがあった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
御連中が御連中で、御弁当に酒さかななぞは重詰じゅうづめにして出しましたそうですが、なんでも百韻とかの付合つけあいがあって、たいへんくたぶれたなんて、そんなことを言っておそく帰ってまいりました。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)