“重詰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅうづめ58.8%
ぢうづめ17.6%
じゅうづ17.6%
ぢゆうづめ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「駄目ですわ、行って見たら、ごみだらけで、坐れたものじゃありません——この座敷が、このお寺では一ばんさ。おい、重詰じゅうづめや、たるを、おだしよ——吉」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
重詰ぢうづめはなへてつきだしたのでは狂人きちがひにされるよりほかはない……といつたおな大風おほかぜに——あゝ、今年ことし無事ぶじでよかつた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「各自、持ち寄りの御馳走ではいかが? 時節柄、お重詰じゅうづめにして、めいめい腕をふるいあったら、おばあさまもお喜びなさってよ。」
万年青 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
そのほか迎年げいねん支度したくとしては、小殿原ごまめつて、煑染にしめ重詰ぢゆうづめにするくらゐなものであつた。大晦日おほみそかつて、宗助そうすけ挨拶あいさつかた/″\屋賃やちんつて、坂井さかゐいへつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)