“屋賃”の読み方と例文
読み方割合
やちん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべて社会改良家といふものは、猫の餌を見ては、直ぐその生活費を考へ、燕(つばめ)の巣を見ては、屋賃(やちん)を訊かないでは居(を)られない、世話好きの人達である。
その外(ほか)に迎年(げいねん)の支度(したく)としては、小殿原(ごまめ)を熬(い)つて、煑染(にしめ)を重詰(ぢゆうづめ)にする位(くらゐ)なものであつた。大晦日(おほみそか)の夜(よ)に入(い)つて、宗助(そうすけ)は挨拶(あいさつ)旁(かた/″\)屋賃(やちん)を持(も)つて、坂井(さかゐ)の家(いへ)に行(い)つた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
殊(こと)に便所は座敷の傍(わき)の細い濡椽(ぬれえん)伝いに母家(おもや)と離れている様な具合、当人も頗(すこぶ)る気に入ったので直(すぐ)に家主(やぬし)の家(うち)へ行って相談してみると、屋賃(やちん)も思ったより安値(やす)いから非常に喜んで
暗夜の白髪 (新字新仮名) / 沼田一雅(著)