“つけあい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
附合60.0%
付合40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世人しばしば俳諧附合つけあいの両句を通読して狂歌となしたるもの多きを論じ、『犬筑波いぬつくば』の
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
もしやこれが談林風だんりんふうに作者のくうにこしらえた名であったとすると、この附合つけあいの写実味もずっと減るのであるが、私だけはそうでないように思ってさがしている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この人の世話で、美濃派の俳席らしい支考しこうの『三頫さんちょうの図』なぞの壁にかけられたところで、やがて連中の付合つけあいがあった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
御連中が御連中で、御弁当に酒さかななぞは重詰じゅうづめにして出しましたそうですが、なんでも百韻とかの付合つけあいがあって、たいへんくたぶれたなんて、そんなことを言っておそく帰ってまいりました。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)