“つきあひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
交際83.3%
附合16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに引代へて私の家は、両親共四十の坂を越した分別盛り、(叔父は三十位であつた。)父は小心な実直者で、酒はほん交際つきあひに用ゆるだけ。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
きみの様に金回かねまはりがくないから、さう豪遊も出来ないが、交際つきあひだから仕方がないよ」と云つて、平岡は器用な手付てつきをして猪口ちよくくちけた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
平岡の帰りを玄関迄見送つた時、代助はしばらく、障子にを寄せて、敷居しきゐうへに立つてゐた。門野かどのも御附合つきあひに平岡の後姿うしろすがたながめてゐた。が、すぐくちした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ぼくとは、学校の関係で……Fさんも、ずッと、慶応義塾だつた……医者対患者の附合つきあひ以上の附合をもつた。……つまり、幾分、飲み仲間でゞもあつたわけである。
十年…… (新字旧仮名) / 久保田万太郎(著)