“手付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てつき73.3%
てつけ20.0%
てづけ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丸でをんな御白粉おしろいける時の手付てつきと一般であつた。実際彼は必要があれば、御白粉おしろいさへけかねぬ程に、肉体にほこりを置く人である。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
求める約束で、用意した手付てつけが五十兩、合せて六十二三兩ほどぢや、——そんな事で濟むなら、世間を騷がせる迄もないと思つたがな
ところが彼はその条款じょうかんを応用しちまって、どうしても代金を渡さないんです。もっとも手付てづけは四千円取っておきましたがね。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)