“追放者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
エキザイル50.0%
エミグレ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さういふ本の中に畑ちがひのジエームス・ジヨイスのたつた一つの戯曲「追放者エキザイル」が交つてゐた。
しかし、誰しもの額や顳顬こめかみには、痛ましい憔悴の跡が粘着ねばりついていて、着衣にも労苦のしわがたたまれ、風がその一団を吹き過ぎると、唇に追放者エミグレらしい悲痛なはためきが残るのだった。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)