“発育”の読み方と例文
旧字:發育
読み方割合
はついく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまはおみつつて、今歳ことし二十になる。なにかとふものゝ、綺緻きりやうまづ不足ふそくのないはうで、からだ発育はついく申分まをしぶんなく、どうや四釣合つりあひほとん理想りさうちかい。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
もっとも、なくなりました家内かないがのこしていったむすめがひとりおりますが、これは発育はついくもおくれておりまして、いつもはいだらけのきたないかっこうを
この風波にさらされて発育はついくして来た末実りが、将来幸福に生きて行けるであろうか、今日までは無事ぶじらしく過ぎて来たが、親の方もかなり疲れて七つさがりになって来ているので
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)