臓腑ざうふ)” の例文
旧字:臟腑
僕はそれをつぶして臓腑ざうふをかぶれかかつてゐる腕になすりつけたけれども、赤くれて汁の出て来たところは今度は結痂けつかして行つた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
地寒ちかんのよわきとつよきとによりてこほりあつきうすきとのごとし。天に温冷熱をんれいねつの三さいあるは、人のはだへあたゝかにくひやゝ臓腑ざうふねつするとおな道理だうり也。気中きちゆう万物ばんぶつ生育せいいくこと/″\く天地の気格きかくしたがふゆゑ也。