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気抜
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きぬ
ふりがな文庫
“
気抜
(
きぬ
)” の例文
旧字:
氣拔
こちらは
可笑
(
おか
)
しくなってきて、ニヤニヤすると、向うも、毛色の変った、ジャップの少年なので、
気抜
(
きぬ
)
けしたのか、ニヤッと笑いかえして
引込
(
ひっこ
)
みました。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
声
(
こゑ
)
が
籠
(
こも
)
つて
空
(
そら
)
へ
響
(
ひゞ
)
くか、
天井
(
てんじやう
)
の
上
(
うへ
)
——
五階
(
ごかい
)
のあたりで、
多人数
(
たにんずう
)
のわや/\もの
言
(
い
)
ふ
声
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
きながら、
積日
(
せきじつ
)
の
辛労
(
しんらう
)
と
安心
(
あんしん
)
した
気抜
(
きぬ
)
けの
所為
(
せゐ
)
で、
其
(
その
)
まゝ
前後不覚
(
ぜんごふかく
)
と
成
(
な
)
つた。……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
得物
(
えもの
)
をもたず、たすきや
鉢巻
(
はちま
)
きもしていないので、この
番外試合
(
ばんがいじあい
)
のいきさつを知らない一
般
(
ぱん
)
の
群集
(
ぐんしゅう
)
には、ちょっと
気抜
(
きぬ
)
けがさせられたようすで、ふしんそうに見とれている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
抜
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“気”で始まる語句
気
気色
気遣
気勢
気持
気質
気障
気配
気味
気高