“ラシャ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:らしゃ
語句割合
羅紗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はリンネルの寛衣ブラウスを着て、羅紗ラシャの帽子をかぶり、緑色の眼鏡をかけていたが、この色眼鏡は、おそらく眼のためというよりも
和泉屋は、羅紗ラシャこわそうな中折帽を脱ぐと、軽く挨拶あいさつして、そのまま店頭みせさきへ腰かけ、気忙しそうに帯から莨入たばこいれを抜いて莨を吸い出した。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
積んで来た十個の味噌樽が全部、ロクに調べもせずに和蘭オランダ船に積込まれて、代りに夥しい羅紗ラシャとギヤマンの梱包が、玄海丸に積込まれた。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)