“らしや”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ラシヤ
語句割合
羅紗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
書物しよもつそばにはいつもウオツカのびんいて、鹽漬しほづけ胡瓜きうりや、林檎りんごが、デスクの羅紗らしやきれうへいてある。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
廣間二つに樂の群を居らせて、客の舞踏のにはとしたり。舞ふ人の中にベルナルドオありき。金絲もて飾りたる緋羅紗らしやの上衣、白き細袴ズボン、皆發育好き身形みなりかなひたり。
またわたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、いちばんすばらしいびろうどや羅紗らしやや、宝石いりのきものに、かはつてゐるのをたびたび見ました。
『注文の多い料理店』序 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)