“ラシヤ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:らしや
語句割合
羅紗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爲替相場かはせさうばあがることは日本にほん通貨つうくわ對外價値たいぐわいかちあがることであるから外國ぐわいこくから直接ちよくせつ輸入ゆにふせらるゝものはこと/″\値段ねだんやすくなる、一ヤール五ゑん羅紗ラシヤが五ゑん五十五せんであつたものが
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
……自分から言つては可笑をかしいが、買つた時は——新しい時は見事でしたよ。汽船ふねで死んだ伜が横浜から土産に買つて来て呉れたのでな。羅紗ラシヤは良し——それ、島内といふ郡長がありましたな。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
羅紗ラシヤ一ヤールが五ゑん五十五せんであつたものが五ゑんせんへるやうになつたのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
かりこゝ外國ぐわいこくから輸入ゆにふする羅紗ラシヤ一ヤールの値段ねだんが五ゑんとすると、爲替相場かはせさうばが一わりさがつてればそれを五ゑん五十五せんでなければへぬのである。棉花めんくわ同樣どうやうである。輸入ゆにふてつ同樣どうやうである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)