“羅紗地”の読み方と例文
読み方割合
らしゃじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羅紗地らしゃじ芭蕉布地ばしょうふじ、金剛地、砂子地すなごじ、斑紋にいたっては、星出斑ほしでふ、吹っかけ、墨縞、紺覆輪こんぷくりんと、きりがない。
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
黒い羅紗地らしゃじに白いあぶらが、びっくりするほどのあざやかさで、べっとりと付いて、その不潔さに瞬間私は、二重回しの襟にふけをいっぱい落している朝野の不潔さを思い出しながら眉をひそめ
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)