宜々よし/\)” の例文
はげまして宜々よし/\お節是からは御家老邸からうやしき駈込かけこんで藤八が命をまといま一度御願申て此公事を引繰返ひつくりかへさで置べきや然樣さうぢや/\と立上るを私もともに命を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すてられしならん何時が命日やら一向分らず定めて娘はまようて居る事にやと思へばなみだかわひまも御座りませんと人目もはぢなきたるに越前守殿も甚だ氣のどくに思はれ扨々さて/\非道ひだうの致し方なり宜々よし/\程なく吟味を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
知てゐるかととひけるにお政は然樣さやうさ只馬喰町とのみ承まはりましたと申ければ文右衞門は宜々よし/\いづれにも此金子は返さねばならぬ馬喰町へゆき紙屑買かみくづかひの市之丞と聞ば知れぬ事はあるまじあけなば直樣すぐさま一走ひとはしりと文右衞門はあけるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)