“一走”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとはし69.2%
ひたはし7.7%
ひとつぱし7.7%
ひとはしり7.7%
ひとッぱし7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手前と相弟子あいでし笠亭仙果りゅうていせんかがお供を致しまして御屋敷へ上っておりますから、私は今のうち一走ひとはしり御様子を見て参ろうかと思っていた処で御座ります。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「なァに食べられないことは無いよ。が少し柔いが……。」と、之を外し与ふれば、小児は裾に包み、一走ひたはしりに走り去れり。
東京市騒擾中の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
穴倉へ一走ひとつぱしり行つて、猶太の蜜酒を持つて来い! それに火酒ウォツカも飲まないんだ! 変てこな話さ! 主、基督を
心にとめよ、しかして死までの一走ひとはしりなる生をうけて生くる者等にこれらのことばをわがいへるごとく傳へよ 五二—五四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彌右衞門め腹ア立って、彼奴あいつは化物だんべえから熊と一緒に撃つべえと云うだ、そんだから己アあとでまたおめえにおっちかられるとつまんねえだから、一走ひとッぱしり往って喜右衞門どんに聞いてべえと云って
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)