“ひとはし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一走45.0%
一箸40.0%
人橋10.0%
一端5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いやいや、この夜更よふけにそんな御苦労ごくろうをかけてはすみません。なんならわたしが一走ひとはしり行ってってましょう。」
安達が原 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
と、感じるらしく、また、中村の貧農時代を、必然、思い出すらしく、一箸ひとはしの汁の菜、一片の田楽焼の茄子にも、心をあらためて、賞味するのがつねであった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
殿様は人橋ひとはしけて清水屋に掛け合い、娘お君を
一體いつたいは、すぐにもいてしまはずなんですが、生憎あいにく何處どこ停車場ステイシヨンにも暖爐ストオブ時分じぶん茶屋小屋ちややこや火鉢ひばちにほはすと、いた一端ひとはし燒切やけきらないうちに、ぎつけられて、あやしまれて
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)