“かたはし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
片端98.0%
一端2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
反物たんもの片端かたはしを口にくわへて畳み居るものもあれば花瓶かへい菖蒲しょうぶをいけ小鳥に水を浴びするあり。彫刻したる銀煙管ぎんぎせるにて煙草たばこ呑むものあり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
凹字おうじ型の古びた木枕を頭部に当てがいますと、大きな銀色のはさみを取上げて、全身を巻立てている繃帯をブツブツとり開く片端かたはしから
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
たとへば生木なまき一端かたはし燃え、一端よりはしづくおち風聲を成してにげさるごとく 四〇—四二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)