“かたっぱし”の漢字の書き方と例文
語句割合
片端100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男女の雇人を十五人も置いて贅沢三昧ぜいたくざんまいに暮らしている、あるじの持助はまだ二十五六だが、どんなに金満家なのか木山という木山を片端かたっぱしから買いあさり
よくなる片端かたっぱしからこわしているんですもの。だから、わたし、自分をよく金魚のようだと思うことがあるわ。
機関車 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
学校を出てから——その学校とても一年に何日と勘定の出来る程しか出席しなかったのですが——彼に出来そうな職業は、片端かたっぱしからやって見たのです、けれど
屋根裏の散歩者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)