“人橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとはし50.0%
ひとばし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嫁入りも婿取りもあきらめていると、江戸で五番とは下らぬ大町人室町の清水屋総兵衛の倅総太郎が見初みそめて、人橋ひとはしけて嫁にくれるか、それがいやなら、持参金一万両で婿に来てもいいという話だ。
殿様は人橋ひとはしけて清水屋に掛け合い、娘お君を
其時そのときはじめてたとかつて人橋ひとばしかけてやい/\ともらひたがる、御身分おみぶんがらにも釣合つりあひませぬし、此方こちらはまだつからの子供こどもなに稽古事けいこごと仕込しこんではおきませず
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
兎も角、それから若樣はすつかり夢中になつて、お糸さんの養い親の市之助に、人橋ひとばしをかけて口説くどいたが、提灯ちやうちんの釣鐘のと言つて、何んとしても父親は承知してくれねえ。