“よし/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
好々40.0%
宜々20.0%
可々20.0%
好的々々20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煽起が利くッて失敬な奴だ好々よし/\是から見ろ何も教えてやらぬから好いワ、生意気な
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
はげまして宜々よし/\お節是からは御家老邸からうやしき駈込かけこんで藤八が命をまといま一度御願申て此公事を引繰返ひつくりかへさで置べきや然樣さうぢや/\と立上るを私もともに命を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すてられしならん何時が命日やら一向分らず定めて娘はまようて居る事にやと思へばなみだかわひまも御座りませんと人目もはぢなきたるに越前守殿も甚だ氣のどくに思はれ扨々さて/\非道ひだうの致し方なり宜々よし/\程なく吟味を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
くみしが可々よし/\某しは元來天地のあひだ差構さしかまへのなき身分主人もつではなし母親は兄半作が世話せわをするし全く獨立どくりつの天下浪人又義を見てせざるはゆうなしと云る事あり某し今より駈着かけつけ其者どもを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
好的々々よし/\が昔の恋人を血膾ちなますにして、なれと共に杯を傾けむ。外道げだう至極の楽しみ、これに過ぎしと打笑ひつゝ起上りしが、遂に妾が計略に掛かりて、今の仕儀となり果て終りしものに侍り。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)