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駈込
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かけこみ
殺して我も死ぬ
覺悟なりと
呼はらせ其處へ我々
駈込種々詮議して菊が口より
云々と
云せんは如何にやと申ければ三人是を
話し實意を
打明て御願ひ申なば
命乞の事
協ぬ儀は有まじ然なり/\と其儘
駈出して見付驛なる
可睡齋の臺所へ
駈込三五郎は手を
突何卒御
住持樣に御目通りを
扨も八田掃部は
騫直に
追懸來りしが三五郎めは
慥に此寺に
迯込だるに相違無しと御寺へ駈入眼を
配りながら住持に向ひ若し/\御
寺樣只今人を殺して
立退し者が此寺へ
駈込しを