駈込かけこみ)” の例文
ころして我も死ぬ覺悟かくごなりとよばはらせ其處へ我々駈込かけこみ種々しゆ/″\詮議せんぎして菊が口より云々しか/″\いはせんは如何にやと申ければ三人是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
話し實意を打明うちあけて御願ひ申なば命乞いのちごひの事かなはぬ儀は有まじ然なり/\と其儘駈出かけいだして見付驛なる可睡齋かすゐさいの臺所へ駈込かけこみ三五郎は手をつき何卒御住持樣ぢうぢさまに御目通りを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
扨も八田掃部は騫直まつしぐら追懸おつかけ來りしが三五郎めはたしかに此寺に迯込にげこんだるに相違無しと御寺へ駈入眼をくばりながら住持に向ひ若し/\御寺樣てらさま只今人を殺して立退たちのきし者が此寺へ駈込かけこみしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)