“可睡齋”の読み方と例文
読み方割合
かすゐさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけなされて御たすけ下さる樣に願にまかり出しと云ければ可睡齋かすゐさいまゆひそめ夫は如何樣の儀なるやといはるゝに三五郎は九助が是までの事柄ことがら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
話し實意を打明うちあけて御願ひ申なば命乞いのちごひの事かなはぬ儀は有まじ然なり/\と其儘駈出かけいだして見付驛なる可睡齋かすゐさいの臺所へ駈込かけこみ三五郎は手をつき何卒御住持樣ぢうぢさまに御目通りを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
聞て三五郎是は有難しと後について大方丈を通拔とほりぬけ鼓樓ころうの下をくゞりて和尚の座敷の縁側えんがはまかり出平伏なすに此時可睡齋かすゐさいは靜かにころもの袖をかき合せながら三五郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)