“駈込訴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけこみそ50.0%
かつこみそ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけし樣なるもの然れば私しもかうしては居られぬゆゑ是よりすぐに御奉行所へ駈込訴かけこみそを致し其金の證人に成うと思ふにより何卒どうぞ親分おやぶん願書ぐわんしよしたゝめて下されと一じふの物語りを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
如何成ることの願ひ有て奉行所へ盲人まうじんの身にて駈込訴かけこみそに及びしや城富ヘイ御意ぎよいに御座ります私し儀は武州埼玉郡幸手宿杉戸屋富右衞門と申者のせがれなるが十二歳のときより江戸長谷川町城重方へ養子やうしまゐりし者なりとこたふるに大岡殿しからば其方は幸手宿富右衞門がせがれるか當時養父城重といふ者達者たつしや成るや城富ヘイ養父儀やうふぎ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
往昔むかし青砥あをと左衞門にもまされる御奉行也との評判なれば屹度きつと御吟味も下さらんと家主長助もろともお光は南の役所へ駈込訴かつこみそに及びしかば越前守殿落手らくしゆ致され一通り糺問たづねの上追て沙汰に及ぶむね申わたされ其日は一同さがりけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)