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まうけ
ふりがな文庫
“
儲
(
まうけ
)” の例文
一
房
(
ばう
)
の
繩
(
なは
)
が七
錢
(
せん
)
五
毛
(
まう
)
で一
足
(
そく
)
の
草鞋
(
わらぢ
)
が一
錢
(
せん
)
五
厘
(
りん
)
といふ
相場
(
さうば
)
だからどつちにしても一
日
(
にち
)
熱心
(
ねつしん
)
に
手
(
て
)
を
動
(
うご
)
かせば
彼
(
かれ
)
は六七
錢
(
せん
)
の
儲
(
まうけ
)
を
獲
(
え
)
るのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
かゝる雪中なれども夏の
儲
(
まうけ
)
に
蒔
(
まき
)
たる
野菜
(
やさい
)
のるゐも雪の下に
萌
(
もえ
)
いでゝ、その用をなす㕝おそきとはやきのたがひはあれども
暖国
(
だんこく
)
にかはる㕝なし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
安樂
(
あんらく
)
に暮しなん若又惡事露顯する時は互ひに命を落す
而已
(
のみ
)
なり今一
働
(
はたら
)
きなすべしと申ければ兩人は
異議
(
いぎ
)
に及ばず然ば大金
儲
(
まうけ
)
に掛らんと其
相談
(
さうだん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
醉月が忙しいばかりでは無い、大阪中が何となくざわざわして、ぼろい
儲
(
まうけ
)
をしたのか儲けそこなつたのか、何れも昂奮して血眼になつて居るやうだつた。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
娘が嫁うとした所で松島さん、山木も
未
(
ま
)
だ社会党を
婿
(
むこ
)
に取る程
狂気
(
きちがひ
)
にはなりませんからな、マア/\御安心の上、一日も早く
砲火
(
ひぶた
)
を切つて
私共
(
わたしども
)
に
儲
(
まうけ
)
さして下ださい
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
一
頻
(
しき
)
り船成金の声が
喧
(
やかま
)
しく言ひ伝へられた当時、広海氏も世間並に船で一
儲
(
まうけ
)
したいと思つて、胸算用をにこ/\顔で包んで、のつそり川崎造船所の門を入つて往つた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
かゝる雪中なれども夏の
儲
(
まうけ
)
に
蒔
(
まき
)
たる
野菜
(
やさい
)
のるゐも雪の下に
萌
(
もえ
)
いでゝ、その用をなす㕝おそきとはやきのたがひはあれども
暖国
(
だんこく
)
にかはる㕝なし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
酒
(
さけ
)
といつても
知
(
し
)
れた
分量
(
ぶんりやう
)
であるが、それでも
藁
(
わら
)
一筋
(
ひとすぢ
)
づつを
刻
(
きざ
)
んで
行
(
ゆ
)
く
仕事
(
しごと
)
の
儲
(
まうけ
)
にのみ
手頼
(
たよ
)
る
彼
(
かれ
)
の
懷
(
ふところ
)
を
悲
(
かな
)
しくした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
請取
(
うけとり
)
直
(
すぐ
)
に賣ても十四五兩は
儲
(
まうけ
)
有
(
あ
)
り
徐々
(
そろ/\
)
賣ば三十兩は
屹度
(
きつと
)
利の有る品何卒九十兩御貸下さるべし直に御入用に候はゞ
糶拂
(
せりはら
)
ひにして
指上
(
さしあげ
)
申べし
少々
(
せう/\
)
手間取
(
てまどり
)
ても苦しからずば代物を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
手桶
(
てをけ
)
で
持
(
も
)
ち
出
(
だ
)
すだけのことだから
資本
(
もとで
)
も
要
(
いら
)
ない
代
(
かはり
)
には
儲
(
まうけ
)
も
薄
(
うす
)
いのであるが、それでも
百姓
(
ひやくしやう
)
ばかりして
居
(
ゐ
)
るよりも
日毎
(
ひごと
)
に
目
(
め
)
に
見
(
み
)
えた
小遣錢
(
こづかひせん
)
が
取
(
と
)
れるのでもう
暫
(
しばら
)
くさうして
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
改
(
あらた
)
め見るに
蝦夷錦
(
えぞにしき
)
の
楊枝指
(
やうじさし
)
一
角
(
かく
)
の
箸
(
はし
)
其外
笄
(
かうがひ
)
簪
(
かんざし
)
の
類
(
るゐ
)
何れも
金
(
かね
)
目の物多く
有
(
あり
)
ければ兩人
是
(
これ
)
は
儲
(
まうけ
)
ものなりと
悦
(
よろこ
)
びけり然れども
此品
(
このしな
)
賣拂
(
うりはら
)
はゞ
顯
(
あらは
)
るべしとて
暫時
(
しばし
)
の
間
(
あひだ
)
彼
(
か
)
の玄柳方へ
預
(
あづ
)
け
置
(
おき
)
けるが
此品々
(
このしな/″\
)
より終に二人が
天罰
(
てんばつ
)
報
(
むく
)
い來とは知ざりけり
扨
(
さて
)
も白子屋にては又七が事は
地面
(
ぢめん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
儲
漢検準1級
部首:⼈
18画
“儲”を含む語句
金儲
大儲
大金儲
銭儲
儲君
草臥儲
儲口
儲弐
御儲
一儲
皇儲
丸儲
儲仕事
私儲
悪儲
非金儲主義
錢儲
儲主義
蔵儲
儲位
...