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嫰
ふりがな文庫
“嫰”の読み方と例文
読み方
割合
わか
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わか
(逆引き)
あの
嫰
(
わか
)
い夢でも湛へたやうな、灰色がゝつた青い卷葉が開いて行くさまなぞをじつと眺めながら、多くの時を送つたこともあつた。
短夜の頃
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
よく
視
(
み
)
るとハコべの
嫰
(
わか
)
いのだったので、ア、コリャ助からない、
雞
(
とり
)
じゃあ有るまいし、と手に残したのを
抛捨
(
なげす
)
てると、
一同
(
みんな
)
がハハハと笑った。
野道
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
東坡巾先生は
叮嚀
(
ていねい
)
にその
疎葉
(
そよう
)
を捨て、中心部の
嫰
(
わか
)
いところを
揀
(
えら
)
んで少し
喫
(
た
)
べた。自分はいきなり味噌をつけて喫べたが、
微
(
すこ
)
しく
甘
(
あま
)
いが
褒
(
ほ
)
められないものだった。
野道
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
嫰(わか)の例文をもっと
(2作品)
見る
嫰
部首:⼥
14画
“嫰”を含む語句
嫰古
嫰葉
“嫰”のふりがなが多い著者
幸田露伴
島崎藤村