“雞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にわとり47.2%
とり30.6%
にはとり13.9%
かけ2.8%
くだかけ2.8%
どり2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る大きな活動写真の撮影場セットに行って見ると、九官鳥、鸚鵡おうむ、インコ、紅雀、カナリヤ、にわとりなぞが籠に入れて備え付けてある。
「また、狐が出て来ました。宗ちゃんの大好きなとりを喰べてしまったんですって。恐いじゃありませんか。おとなしくなさい。」
(新字新仮名) / 永井荷風(著)
なはには注連しめのやうにきざんだあかあをかみが一ぱいにひら/\とられてある。彼等かれら昨日きのふうちに一さい粧飾かざりをしてにはとりくのをつたのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
くだかけほがらに鳴きぬる其初声——
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
ぐるりとかこんだ老人としより不恰好ぶかくかう姿すがた明瞭はつきりせた。やがて二ばんどりとほちかいて時間じかんた。法願ほふぐわんしきゐそば太鼓たいこゑて、うしろ段々だん/\と一どうすわつて一せいこゑあはせた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)