“雞鳴”の読み方と例文
読み方割合
けいめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
血縁の者はいま邪魔なく、障礙しやうがいなくして慟哭どうこくし得るのである。僕は布団をかぶりながら両眼に涙のくのをおぼえてゐた。間もなく雞鳴けいめいがきこえ、暁が近づいたらしい。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)