“牝雞”の読み方と例文
読み方割合
めんどり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
椰子の葉の粗い編目の間から、一羽の牝雞めんどりが首を出してククーと鳴いた。此のにわとりを届けるように頼まれたのだという。
南島譚:03 雞 (新字新仮名) / 中島敦(著)
おつぎは米俵こめだはらのぼつてそのうへひくつた竹籃たけかごとやのぞいたとき牝雞めんどりが一けたゝましくしてうしろならなかんだ。にはとりも一しきりともやかましくいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
姿やさしき牝雞めんどり
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)