“水雞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くいな60.0%
くひな40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がん水雞くいな時鳥ほととぎすも、すべて歌俳諧と版画とによって知ったのである。これに反して野の草には友だちが多かった。
とどめず今めかしき石煉瓦れんがの垣さへ作り出でられ名ある樹木はこじ去られいにしへの奥州路おうしゅうじの地蔵などもてはやされしも取りのけられ鶯の巣は鉄道のひびきにゆりおとされ水雞くいなの声も汽笛にたたきつぶされ
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
水雞くひなさへ待てどたゝかぬなりけり
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
水雞くひななく宿に眠れる蕩児かな
普羅句集 (新字旧仮名) / 前田普羅(著)